なぜ「総額いくら?」が検索されるのか
各社の費用表記が「一括の総額」「月額」「実質無料」とバラバラで、そのまま横に並べられないからです。並べるには、まず「何が書いてあって、何が書いていないか」を仕分ける必要があります。
各社の費用表記を、書いてあるままに並べる
EnjoyTech! プログラミングスクール
- 3ヶ月コース:385,000円。6ヶ月コース:594,000円。ここは総額がそのまま書かれています。
- サブスク型:入会金242,000円+月額16,500円〜。月額に「〜」が付いているため上限は記載なし。仮に下限の月額で3ヶ月続けると242,000円+16,500円×3=291,500円〜という計算になりますが、これはあくまで下限です。何ヶ月で修了想定なのかも記載がありません。
無料PHPスクール(Pスク)
- 実質無料。ただしデポジット5万円が必要で、返金条件は「就職決定後」。募集ページ自身が「Pスク経由以外で就職する可能性が高い人は、デポジットが返金されないリスクあり」と書いています。つまり「無条件で0円」ではなく「条件を満たせば0円、外れると5万円」です。対象は18〜32歳と年齢の枠もあります。
KADODE Academy
- 月額30,000円(税別)。何ヶ月の学習を想定しているかの記載がないため、総額は計算できません。税込額の表記もありません。総額を知りたい人にとって、いちばん確認が必要な表記です。
xhours
- 無料登録。ただしこれはスクールではなくフリーランス向けの案件スカウトで、対象は「実務経験3年以上」。これから学ぶ段階の人は、そもそも対象外と募集ページに書かれています。「無料」の一語だけで同列に比較する相手ではありません。
まとめると、総額がその場で確定するのはEnjoyTechの一括コース2つだけです。差額として言えるのは「385,000円と594,000円の間で209,000円の差がある」ことまで。それ以外は、期間や条件が埋まらないと総額が出ません。この「出ない」という事実こそ、申し込む前に知っておくべきことです。
申し込む前に、そのまま口に出せる質問3つ
- 「修了までの想定期間は何ヶ月ですか。その場合、入会金・月額・税を含めた支払い総額はいくらになりますか」(月額型・サブスク型の2社に有効です)
- 「表記されている金額以外に、途中で発生しうる費用はありますか。教材費・延長料・解約時の費用など、名前が付くものを全部教えてください」
- 「デポジットが返金されないのは、具体的にどのケースですか。内定辞退・自己都合の退会・期限などの条件を書面で確認できますか」(Pスクを検討する場合。口頭ではなく、書かれたものを求めてください)
答えが曖昧なら、それは「募集ページに書いていない」が「聞かれても答えない」に変わった瞬間です。判断材料として十分だと思います。
最後に
年齢の枠に入るか、5万円を一時的に預けられるか、月額を何ヶ月払えるか。同じ4件を並べても、あなたの条件で絞ったあとに残るものは人によって違います。総額の差は、あなたの条件を当てはめて初めて確定します。上の質問への回答が揃ってから、比べてください。